ノンケ

【ゲイ】某飲食店のクールなノンケ係長に恋してしまった俺

既婚子持ちの係長さん

係長が移動してきて3ヶ月が過ぎた。

初めて見かけた時はまだ役職も知らず無愛想で怖そうな先輩だな位に思っていた。

一重で少し重たそうな目、かっちりオールバック、中肉中背。

多分5歳年上の35歳だ。先輩からは無口だと聞いていた。

元々、姉妹に囲まれて育ち、男同士より女性といる方が居心地の良い私は一定の距離を取りながら仕事をしていた。

そもそも人見知りな私だが、心を開き始めたのは係長の男らしいながらも優しい性格に気付き始めたからだ。

噂通り基本無口だ。相手には干渉せず、自分にもあまり干渉されないよう程よく距離感を保っている。

しかしながら、質問した時は淡々としながらではあるが、決してめんどくさそうな反応はせず対応してくれる。

そして、シフトは自分がいつも連勤や中抜けなど負担が多いところを引き受けながらも文句を言わず、恩着せがましい態度を取ることもない。

そんな係長の優しさや距離感に居心地の良さを感じるようになった。

そして、意外と冗談も言う人だと気づいた。ボソッとツッコミを入れるような、そんなユーモアを持っていて個人的にかなりツボが近い。

そんなツッコミに自分が追い討ちをかけてツッコミをした時、係長が笑ってくれると嬉しい。

こんな人見知りで、特に男性とは親密になりづらいわたしだが今では係長にすっかり懐いてしまった。懐いたと言っても仕事をする時はお互い顔も見ず淡々と仕事をするのだが。

先日、夕食のホールを担当し見ていた私は窓にうつった係長が少しずつ寄ってくるのが見えたので自分の立っている場所が邪魔なのかと思い一歩横にずれた。

すると係長がまた近づいてくるので振り返ると、係長は丁度私の腰の辺りの服が裏返っていたのを黙って直そうとしてくれていた。

不意の行動に内心ドキッとしてしまった。

年末の倉庫掃除では係長に良いところを見せたくて倉庫の整理整頓を入念にした。内心は「係長、オレ係長の為にがんばりました!」という気持ちだったが、特に何か言われることは期待していなかった。

それなのに係長が通りすがりに「よく頑張った。素晴らしい。」と言い残して言った時には今までのどんな評価の言葉よりも嬉しくて涙が出そうになった。

係長が来てから本当に仕事が楽しくなった。

お客さんからのクレームが立て続いた時には「はー、俺タバコ吸ってくるわ。」と愚痴は決して言わず、ただストレスを感じていることを隠さず見せてくれるところにも
とても好感を持った。つい、「自分がレジ見とくんで、ゆっくり行ってきてください!」と声をかけながら係長の肩に手を触れた。

係長の不意の言動にはいつもキュンとさせられてしまう。

男らしい方なのだがどこか可愛いのだ。

係長は結婚していてお子さんもいらっしゃるようだ。社内の違う部署に奥さんがいる。

一生伝えることのない気持ちだとわかっているからここに書くしかないけど、俺は係長のことが大好きだ。

もっと違う設定で、もっと違う関係で、出会える世界線選べたら良かったのに。by 髭男

悲しきゲイの性だ。

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